【長良川鵜飼】1300年続く伝統漁法|幻想的な篝火と歴史ロマンを体験

岐阜県の夏を彩る風物詩といえば 「長良川の鵜飼」。1300年以上の歴史を誇るこの伝統的な漁法は、幻想的な篝火(かがりび)とともに、長良川の夜を美しく照らします。単なる漁ではなく、日本の歴史や文化、自然と一体になった体験として、国内外の観光客に人気の観光イベントです。

今回は、そんな長良川鵜飼の魅力や楽しみ方、アクセス情報を詳しくご紹介します!

目次

1. 長良川鵜飼とは? 伝統が息づく1300年の漁法

幻想的な夜を彩る、日本最古の漁法

長良川鵜飼は、5月11日から10月15日 までの約5か月間、毎晩行われる伝統的な漁法です。鵜匠(うしょう)が飼い慣らした鵜(う)を巧みに操り、鮎などの川魚を捕獲する技術は、現代まで受け継がれています。

この漁は、かつて天皇家や将軍への献上品とされ、歴史的にも重要な文化財とされています。現在は 国の重要無形民俗文化財 にも指定されており、その技と美しさを目の前で体験できる貴重な機会となっています。

2. 長良川鵜飼の見どころと楽しみ方

① 篝火が照らす幻想的な風景

鵜舟の先端には大きな篝火(かがりび)が灯され、川面を赤く染め上げます。この火は、川魚を驚かせて活発にさせ、鵜がより捕まえやすくするためのもの。漆黒の夜空に浮かび上がるその光景は、まるで絵巻物のような美しさです。

② 鵜匠と鵜の見事な連携プレー

「ホウホウ」と掛け声をかけながら、鵜匠が鵜を巧みに操る姿は圧巻!鵜は水中で器用に鮎を捕まえ、飲み込まずに舟へと吐き出します。この絶妙な連携こそが、鵜飼の魅力のひとつです。

③ 舟から観覧!臨場感あふれる体験

長良川鵜飼では、観覧船に乗って漁の様子を間近で見ることができます。川の上から眺める篝火と鵜飼の光景は、陸地からでは味わえない特別な体験。風情あふれる日本の夏を満喫できます。

3. 長良川鵜飼の基本情報・アクセス

開催期間・時間

  • 開催期間: 毎年 5月11日~10月15日
  • 開催時間: 19:30頃から約1時間

料金

  • 観覧船料金:
    • 大人:3,500円~
    • 小人(4歳~12歳):1,800円~

※詳しくは公式サイトにてご確認ください

アクセス情報

公共交通機関

JR岐阜駅または名鉄岐阜駅から岐阜バス「高富行き」「市内ループ線左回り」など長良橋経由路線で20分片道230円。
バス停「長良橋」下車、徒歩1分

マイカー

(1)東海北陸自動車道岐阜各務原I.Cから国道21号、156号を北進、岩戸トンネル出口を左折、鵜飼い大橋手前を左折、金華山トンネルを出てすぐ岐阜公園堤外駐車場(1回310円)。徒歩5分ほど。

(2)東海北陸自動車道一宮木曽川I.Cまたは名古屋高速一宮東I.Cから国道22号、156号を北進、岩戸トンネル出口を左折、鵜飼い大橋手前を左折、金華山トンネルを出てすぐ岐阜公園堤外駐車場(1回310円)。徒歩5分ほど。

観覧船に乗れば、「付け見せ」と呼ばれるスタイルで、鵜舟が川を流れる様子を間近で観賞。6人の鵜匠が、6艘の鵜舟を順番に操りながら、熟練の技で鮎を捕る姿はまさに圧巻です。

鵜が鮎を頭から丸呑みすることを「鵜呑み」 と言い、その際に首元にできる独特の傷が特徴。その鮎は、一般に流通することはなく、貴重な献上品として扱われます。

クライマックスには、鵜舟6艘による「総がらみ」が繰り広げられ、川面いっぱいに広がる壮観な光景が訪れる人々を魅了します。背景には輝く星空、そびえ立つ岐阜城、そして悠々と流れる長良川―― まさに日本の美が凝縮された、息をのむ瞬間
岐阜の誇る伝統文化 長良川鵜飼、ぜひその目で体感してみてください。

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